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サーフィンにおいて最も大切なのがこの ”パドル” です。厳しい話をしてしまうと上達はすべてこの ”パドル力” しだいと言えます。

パドル力があるとこんなにかわってきます。

-          パドルが進めばゲッティングアウトが楽にでき、ゲット後も疲れません。

-          パドルが進めばそれだけ多くの波に乗れます。

-          波から落ちてまたアウトに戻るのも楽です。

-          波が割れる前のきれいな波に乗ることができ、立つのも簡単です。

-          結果1日で多くの波に乗ることができ上達します。

 

逆にパドル力がないと

-          ゲットでつかれきってしまいます。

-          スピードがつかず波においてかれてしまいます。

-          落ちてアウトに戻るのでまた疲れてしまいます。

-          崩れた波に押されてしか乗れないので立つのがかなり難しくなります。

-          結果1日がんばっていても疲れるのも早く多くの波にはのれません。

 

しかしパドルはちょっとやそっとで力がつくものではありません。根気強く家では筋トレをし、時間があれば海に通う努力が必要です。トレーニングにはゴムチューブが有効です。サーフショップで売られている吸盤つきのゴムチューブ(\2000程度)などを利用してトレーニングするといいでしょう。海に行ったときもインサイドで立つ練習をするよりもパドルをしてアウトに出て、アウトのパワーのある波をつかむ練習をし、波を楽しみながらパドル力を鍛えていた方が最終的には上達が早いです。

 

ではパドルの手順とコツを説明します。

 

@ ポジション

まずボード中心部のレールを持って、持ち上げてみてバランスが取れるところ(=重心)を確認してください。最初は重心に鉛筆等で印をつけたりステッカーを貼ったりしておくといいでしょう。その重心と自分の重心(おへそ)を合わせたところを基本として最もバランスの取りやすい場所を探してみてください。ボードが水平=ノーズが水面から若干出るくらいがベストです。前に乗りすぎてもノーズがささってブレーキとなり、後ろに乗りすぎてもテールを引きずってブレーキとなってしまいます。最初はほんの少しだけ重心から下がったところがバランスを取りやすいかもしれません。この場所を見つけたら落ちてもすぐ同じ場所に乗れるようにマークの位置や自分とボードの位置関係(手がノーズに届くくらいとか)等で乗る場所をしっかりと覚えておいてください。落ちてもたついていると次の波をくらい、さらに戻されてしまいます。バランスは基本的にはおへその1点でとりますが、なれないうちは両腿を加えた3点でバランスを取るといいでしょう。

 

A バランス

場所が決まったら水泳のクロールの要領でパドルを開始します。指をとじると水に対する力が左右から逃げ、開きすぎるとこんどは指の間から逃げてしまうので、手は軽く半開きにします。このときしっかりと顔を上げ、あごを引き、胸をボードから軽く離すようにします。胸がついてしまっているとパドルをしたときに腕の動きがボードに伝わり、ボードが左右にぶれてしまいます。左右にぶれるごとにレールがかんでしまい、ブレーキがかかっていることになります。パドルをしているときは遠くを見てできるだけボードが水平をキープするようバランスを取ってください。

 

B ストローク

できるだけ前のほうの水を”つかみ”そのつかんだ水を後ろまでまっすぐ運ぶようにストロークをしていきます。そのときに中から外へ力をかけるより、外から中へ力をかける方が効率的なので、自然に手を伸ばして少し外側(遠いところ)から水に手を入れて、そこから体の中心に向けてストロークすると疲れにくくなります。ひじくらいの深さでできるだけ長くストロークするようにします。これより深いと疲れが早く、浅いと水圧がかかりません。手をまわすというよりもピストン運動のように前後に動かすようにします。常に手に水圧を感じながらストロークをするように心がけてください。このとき脇を締めると力も入りやすく疲れにくくなります。

上級者の中にはパドルをするときに手をS字に動かして手首をつかうS字パドルをする人も多くいます。このパドルはいろいろな筋肉を使うため効率がよく、疲れにくいパドルの方法です。遠泳のS字泳法と同じです。また友重プロは腕の力を使わず、肩の筋肉でストロークをするそうです。それにより疲労が格段に軽減されます。慣れてきたらチャレンジしてみてください。

 

練習法

ゴムチューブや水泳が最も効果的な練習法です。あとは海に来たときにもただパドルをするのではなく、肩や腕の筋肉をよく意識しながらパドルをしてみてください。片手パドルもいい練習法の一つです。片手のパドルで自分がどれだけ水をつかめているか、手に水圧を感じられているか、どれだけ進んでいるかがわかります。また筋力をつけるためには80%の力で片手10回ずつのストロークを左右順番に繰り返すのもいいそうです。パドルをしていて背中や首が疲れる人もこの片手パドルをすると緊張が取れ楽になります。

 

このパドルが最大の壁で、また最高の上達の近道です。はじめはテイクオフにとらわれてしまう人が多いのですが、それよりもこのパドル(=筋トレ)に集中した方が上達の近道です。

 

 

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